望遠ズームレンズを使ってうまく写真を撮るための3つの効果を覚えよう!

みなさん、望遠ズームレンズって持っていらっしゃいます?「ダブルズームキット」などといわれるセットのカメラであれば、カメラ本体と、標準ズームレンズ、望遠ズームレンズの2本のレンズがセットになっていたと思います。

いろんな説や定義があって一概に「何が標準レンズで何が望遠レンズか」については一言で表現しづらいところがあるのですが、最新のCanon EOS Kiss X9iのダブルズームキットであれは、

  • 標準ズームレンズ:18mm-55mm
  • 望遠ズームレンズ:55mm-250mm

の2本のレンズがセットになっています。

2本のズームレンズを持っていたとしても、よく使うのは18mm-55mmの標準ズームレンズの方でしょう。もしかすると、カメラに付けっ放しになっているのはこちらの標準ズームレンズかもしれませんね。

標準ズームレンズは、日常の生活の撮影であったり、お出かけの時の記念撮影であったり、いちばん活躍する頻度が高いレンズです。焦点距離が50mmくらいのレンズで撮影した場合が、人の目で見た時の画角(カメラの写真に写る光景の範囲)に近いといわれています。

フルサイズのセンサー換算です。EOS KissなどのAPS-Cであれば40mmくらいのレンズになるでしょうか?

標準ズームレンズで撮影した写真が自然な感じに見えるのは、人の目で見た感じに近いためだからだと思います。スナップショットに使いやすいレンズなんです。

一方で、望遠ズームレンズを買ってみたものの、どんな時に使ったらいいのかよく分からない、という方が多いと思います。

カメラパパ
そういえばこの前使ったのは子どもの運動会の時かなあ?

そういう方が多いのではないでしょうか?

望遠ズームレンズは標準ズームレンズに比べると、大きいし、重たいし、記念撮影やスナップショットには使いづらいです。長くカメラケースの中に入れっぱなし、ほとんど使ったことがないよ、という方も多いかもしれません。

でも、ちょっと待ってください!

望遠ズームレンズは運動会の時だけではなく、普段の撮影に使っても、とても面白い写真が撮れるんです。

望遠ズームレンズには、標準ズームレンズでは出しにくい、次の3つの効果があるといわれています。

  • 切り取り効果(引き寄せ効果)
  • 圧縮効果
  • ボケやすい

ぼくがこれまで撮影してきた作例を紹介しながら、「望遠ズームレンズってこんなに楽しいんだ」という魅力をみなさんにも知っていただきたいと思います。

今しばらくお付き合いください。



切り取り効果

引き寄せ効果、とも言います。

長居植物園のスイレンCanon EOS Kiss X7 (250mm, f/5.6, 1/160 sec, ISO100) at 11:53 on 2017/06/11

「望遠ズームレンズ」の「望遠」とは、読んで字のごとく「遠くのものを望む」ためのレンズです。

コチラのスイレンは池の中に咲いているので、標準レンズで撮るとするならば、池の中へズブズブと入っていかないと撮れません。

白鷺公園のハナショウブCanon EOS Kiss X7 (250mm, f/5.6, 1/400 sec, ISO100) at 11:05 on 2017/05/28

遠くの距離にあるものを標準ズームレンズで撮影すると、撮りたいもの(「被写体」と言います)の周りにある不必要なものまで写ってしまいます。望遠ズームレンズを使うと、被写体の周りだけをズームアップして、まるで「切り取った」かのように写すことができます。

きれいなハナショウブの隣に枯れてしまったハナショウブがあったとしても、きれいなハナショウブだけを切り取ったかのように写すことができます。

長居植物園のハスCanon EOS Kiss X7 (250mm, f/5.6, 1/640 sec, ISO100) at 12:36 on 2017/06/11

こちらの写真も、ハスの花だけを切り取ったように見えます。撮った写真を加工してハスの花だけを切り取ったわけではありません。

遠くのものが近くにあるようにも見えるため「引き寄せ効果」ともいうわけですね。

長居植物園のハスCanon EOS Kiss X7 (113mm, f/5, 1/500 sec, ISO100) at 12:34 on 2017/06/11

このハスの花も少し遠いところで咲いていましたが、まるで手元で咲いているかのように撮影できました。

長居植物園のスイレンCanon EOS Kiss X7 (250mm, f/5.6, 1/250 sec, ISO100) at 12:12 on 2017/06/11

「望遠レンズの引き寄せ効果」とはいえども、あまりに遠いところは限界があります。ちょっと遠すぎた・・・

圧縮効果

望遠ズームレンズの「引き寄せ効果」を使うことで「遠くのものが近くに写る」ということはお分りいただけると思います。

白鷺公園のハナショウブCanon EOS Kiss X7 (250mm, f/5.6, 1/1000 sec, ISO100) at 11:03 on 2017/05/28

手前のハナショウブと奥のハナショウブにはかなり距離がありましたが、奥のハナショウブがかなり近くに見えますね。

白鷺公園のハナショウブCanon EOS Kiss X7 (250mm, f/5.6, 1/1000 sec, ISO100) at 11:03 on 2017/05/28

こちらもまばらな感じだったのですが、奥のハナショウブが手前にあるようにみえるので、密接しているように見えます。

上から見るとまばらな感じがするお花畑を、横から撮影することで、遠くの花も近くにあるように写り、遠近感の少ない写真になります。遠近感がなくなることで、密度の高い写真になります。

ボケやすい

白鷺公園のハナショウブCanon EOS Kiss X7 (250mm, f/5.6, 1/500 sec, ISO100) at 11:52 on 2017/05/28

望遠レンズになればなるほど、ピントが合っているように見える深さ(距離)が短くなります。

ピントが合っているあたりのものはしっかりとピントが合って綺麗に写りますが、ピントが合っていないその前後のものはボケて写ります。

白鷺公園のハナショウブCanon EOS Kiss X7 (250mm, f/5.6, 1/400 sec, ISO100) at 10:54 on 2017/05/28

真ん中の背の高いハナショウブにピントを合わせています。その手前にあるハナショウブも、奥にあるハナショウブも、ピントがずれてうまくボケてくれています。

構図を工夫することで、被写体の前後のボケた部分が面白い効果を与えてくれる場合があります。

白鷺公園のハナショウブCanon EOS Kiss X7 (214mm, f/5.6, 1/1250 sec, ISO100) at 10:53 on 2017/05/28

わーっとたくさんの花が咲いている中で、ひときわきれいな花を見つけてピントを合わせます。まわりの花はピントがボケますから、ひときわきれいな花が浮き上がったように写るんです。

白鷺公園のハナショウブCanon EOS Kiss X7 (70mm, f/5, 1/800 sec, ISO100) at 11:11 on 2017/05/28

被写体にピントが合っていないことを「ピンボケ」と言いますが、わざとピントが合っていない部分を写真の中に作ることで、不思議な、面白い効果を生んでくれます。

ぜひ望遠ズームレンズも活用を

普段使っていない望遠ズームレンズも、うまく活用することで、とても面白い写真が撮れることをお分りいただけたでしょうか?

カメラケースの中に眠らせているのはとてももったいないです。次のお出かけの時にはぜひ望遠ズームレンズも持ち出してみてください。

カメラを買うときに望遠ズームレンズは買わなかったという方も、ぜひ、55mm-250mm程度の望遠ズームレンズのご購入をお勧めします。

CanonのEOS Kissなどの入門機であれば、ぼくも使っているEF-S55-250mm F4-5.6 IS STMがオススメです。保護レンズフィルターとレンズフードをつけても2万円しません。数万円以上する交換レンズに比べて、お買い求めやすいレンズで、それでいて、使い始めると使用頻度の高いレンズです。

望遠ズームレンズ、CanonのEF-S55-250mm F4-5.6 IS STMを買いました。EOS Kiss Digit...

望遠ズームレンズの割には小型で比較的軽いので、カメラにつけたまま首からストラップでぶら下げていても、それほど疲れることはないですよ。

望遠ズームレンズを「宝の持ち腐れ」にしている方も、お持ちでない方も、望遠ズームレンズの活用を検討してみてはいかがでしょう?

今回の写真はこちらの記事に掲載しています。

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というわけで、ご機嫌よう。
楽しいカメラライフをヽ(´ー`)

「週末写真愛好家」兼「週末Web随筆家」。

ちっちゃい花を撮ることがめっちゃ大好き。愛機はCanon EOS Kiss X7。50mm単焦点レンズと60mmマクロレンズで小さな花を撮ることに喜びを感じています。
職業はWEBのシステム屋。「まろ」と呼んでいただけるとうれしいです。

いわゆる「画像直リンク」、画像の複製は固くお断りいたします。
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