タチイヌノフグリに教えてもらった小さな花の撮影方法

タチイヌノフグリCanon EOS Kiss X7 (50mm, f/2.8, 1/320 sec, ISO100) at 08:53 on 2017/05/05

みなさんこんにちは。さかのうえのまろ(@sakanoueno_maro)です。

写真を本格的に始めてから2ヶ月とちょっと。
小さい花が大好きで、様々なところで小さな花を撮っているのですが、改めて難しさを感じています。

例えば、この写真。

タチイヌノフグリ Canon EOS Kiss Digital N (50mm, f/1.8, 1/2000 sec, ISO100) at 09:16 on 2017/04/16

今から1ヶ月ほど前にタチイヌノフグリという小さな花を撮った写真です。

南大阪に「石川」という川が流れています。 河内長野市を源流に、富田林市、羽曳野市、柏原市を流れて大和川に合流します。「石川...

50mmの単焦点レンズを買ってまだ間もないころで、撮り方が全く分からず、どうやって撮ればいいのか試行錯誤していた頃です。

ある程度大きな花であれば簡単にピントを合わせることができるのですが、直径が1cm以下の、5mmとか3mmとか、そういう大きさの花を撮ることが難しい、そう思っていました。

上の写真もピントが合っていないし、全体的にボケボケの印象が拭えませんよね。

この時使っていたカメラ本体は、もう10年以上前のCanon EOS Kiss Digital N。
ファインダーが見づらいのと、液晶パネルも小さくて、撮った花の写真のピントが合っているのか合っていなのか、とても分かりづらいカメラでした。

撮りづらさを感じたので、EOS Kiss X7に買い替えました。

世界最小の一眼レフカメラ、Canon EOS Kiss X7を買ってしまいました。購入した理由はこちら。これまで使って...

カメラが新しくなり性能が良くなったおかげで、ファインダーがとても見やすく、液晶パネルも大きく明るくなりました。
撮った花の写真がどのように写っているか、ある程度までは判断できるようになりました。

ただでも、5mmとか3mmとかいうような、本当に小さい花のピントまでは、さすがに3インチほどの液晶パネルでは判断できません。

新しいX7に買い替えたものの、やはり小さい花のピントは相変わらず合っていないことが多いんです。

でも、この1ヶ月ほど、繰り返し繰り返ししいさな花の写真を取り続けてきて、何となく、小さな花の撮り方が分かってきたような気がするので、自分メモ的にまとめてみました。



タチイヌノフグリが大好きなもんで

タチイヌノフグリCanon EOS Kiss X7 (50mm, f/3.2, 1/250 sec, ISO100) at 08:54 on 2017/05/05

ごく小さな花を撮るには、本当はマクロレンズと呼ばれる「近接撮影用」のレンズが適しているのかもしれません。小さな花をクローズアップして撮るためにはマクロレンズが必須でしょう。

でも、花が咲いている環境であったり、まわりの状況であったりというところも撮りたいとなると、できるだけ明るい単焦点レンズが適しているように思います。(って言っても、経験も知識もありませんが)

ぼくが使っているのはこちらの単焦点レンズ。

ず~っとず~っと欲しかった「Canon EF50mm F1.8 STM」をやっとのことで買いました。 ほしいと思ってから、早2~3ヶ月...

F1.8というとても明るいレンズで、50mmという画角は花の撮影にも適していると思います。
このレンズを買う以前に使っていたタムロンの標準レンズの最短撮影距離(ピントが合う最も短い距離)は70cm。かなり遠ざかって撮らないとピントが合いません。
EF50mmの最短撮影距離は35cm。かなり花に寄って撮影することができます。

タチイヌノフグリCanon EOS Kiss X7 (50mm, f/3.2, 1/200 sec, ISO100) at 08:55 on 2017/05/05

この写真も、最も短い距離でピントが合うところまで花に寄っています。

カメラの撮影モードはAvモード(絞り優先モード)。
今まで失敗していたのは、絞りを開放(F値が一番小さいダイアルのところ)で撮っていたこと。

タチイヌノフグリCanon EOS Kiss X7 (50mm, f/3.2, 1/160 sec, ISO100) at 08:56 on 2017/05/05

絞りの値を小さくすればするほど、ピントが合っている「奥行き」が浅くなります。(「被写界深度」が浅い、というそうです)
つまり、ピントが合っているところだけがくっきりと写り、その他のところはうまく「ボケて」くれるので、いわゆる「ボケ感」のある美しい写真になります。

しかし逆にいうと、ピントを合わせにくいものに対しては、全体がボケボケになってしまう可能性もあるわけです。

さきほどの1か月ほど前に撮ったタチイヌノフグリの写真がそうです。

「美しいボケ感」という言葉に魅せられ、F値を開放ばかりで撮っていたのです。
小さい花にピントが合っていなければ、全体がボケボケになってしまうのは当たり前ですね。

タチイヌノフグリCanon EOS Kiss X7 (50mm, f/3.2, 1/640 sec, ISO100) at 09:04 on 2017/05/05

そこで、くりくりくりと電子ダイアルを回して、F値の値を大きくする(「絞る」といいます)と、ピントが合っている奥行きが深くなります。(「被写界深度」が深くなるというそうです)

こちらの写真は、電子ダイアルをくりくり回して「F3.2」にしてみました。
うまくタチイヌノフグリにピントが合って、かわいい2本の雄しべまではっきりと写っています。

PCでご覧の方は画像をクリックすると大きな画像になります。

タチイヌノフグリCanon EOS Kiss X7 (50mm, f/3.2, 1/800 sec, ISO100) at 09:04 on 2017/05/05

こちらの写真も「F3.2」まで絞っています。ちょうど真ん中の花にピントを合わせましたが、同じ奥行き(被写界深度)にある花にもピントが合っているように見えます。

タチイヌノフグリCanon EOS Kiss X7 (50mm, f/3.2, 1/1000 sec, ISO100) at 09:05 on 2017/05/05

こちらの写真も「F3.2」まで絞っています。
真ん中のタチイヌノフグリにはピントが合っていますが、左上のシロツメクサはボケています。シロツメクサの圧倒的な大きさ(?)を感じつつ、真ん中のタチイヌノフグリに注目できるので、自分としてはうまく撮れたのではないか?と思っています。

タチイヌノフグリCanon EOS Kiss X7 (50mm, f/3.2, 1/800 sec, ISO100) at 09:05 on 2017/05/05

これはちょっとピントがずれてしまっています。花がついている葉っぱの方にピントが合ってしまっていますが、それはそれで葉っぱの緑色がきれいなのでアリかな?と思います。

タチイヌノフグリCanon EOS Kiss X7 (50mm, f/3.2, 1/1250 sec, ISO100) at 09:06 on 2017/05/05

これもちょっとピントが甘いんだけど、雄しべの先端が白いのがわかります?

タチイヌノフグリCanon EOS Kiss X7 (50mm, f/3.2, 1/1250 sec, ISO100) at 09:06 on 2017/05/05

どうやら「花粉」が青いみたいですね。昆虫の体に花粉がついて落ちてしまうと、雄しべの先端が白くなるようです。

雄しべの先端が「目ん玉」みたいで可愛くありません?

花を撮るのは難しい

タチイヌノフグリのおかげで、「絞って撮る」ということを覚えました。

じっとしている花を撮るのはカンタン、と思いきや、なかなか花の写真を撮るのは難しいです。

風が吹いて意外とじっとしてくれないし、その時の天気で明るさが全く違うし、撮る角度を変えるだけでいろんな表情を見せてくれます。

どんなふうに撮ればその花の可愛さを引き出すことができるのか、毎回毎回がトライアンドエラー、修行勉強の繰り返しです。

もっともっとうまく撮れるようになりたいですね(´ー`)

撮影機材

カメラ本体:Canon EOS Kiss X7

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レンズ:Canon EF50mm F1.8 STM

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ちょっとゴツくなりますが、レンズフードをしたほうがきれいに撮れるような気がします。余分な光が入らないからかな?

「週末写真愛好家」兼「週末Web随筆家」。

ちっちゃい花を撮ることがめっちゃ大好き。愛機はCanon EOS Kiss X7。50mm単焦点レンズと60mmマクロレンズで小さな花を撮ることに喜びを感じています。
職業はWEBのシステム屋。「まろ」と呼んでいただけるとうれしいです。

いわゆる「画像直リンク」、画像の複製は固くお断りいたします。
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