野球のルールは難しい

野球

今年のプロ野球シーズンも終わりましたね。え?まだクライマックスシリーズと日本シリーズが残っているって?いやいや、ぼくら阪神ファンにとってみれば、阪神が消えた時点で終わりですよ。

今年も様々なプレーが見られましたが、野球に詳しくない一般の方々にとって野球のルールって難しくないですか?

野球のルールは他のスポーツに比べてもかなり複雑だと思います。なぜこんなに複雑なのかというと、100年以上もある野球の歴史の中で積み重ねられてきた経験からそうなっているんですよ。

「公認野球規則」という小冊子があります。小冊子とはいえ野球のルールがびっしりと書かれていて、200ページ以上あります。私が持っているのはアマチュアの軟式野球用のものですが、基本的に野球のルールは大リーグも、日本プロ野球もアマチュア野球も、もちろん、小学生の少年野球も大差はありません。小学生の少年野球が大人の野球と違うところは、塁間の距離と、ピッチャープレート-ホームベース間の距離くらいです。

テレビや球場でプロ野球の試合を見ていて、なんでそうなるの?ということがないでしょうか?一般の方々にとってわかりにくいと思われる野球のルールをピックアップしてみました。

プロ野球シーズンは終わりですが、来シーズンの阪神タイガースの活躍を夢見ながら覚えてみてください。

野球のルール

野球のルールは、大きく分けて下記に分類されます。

  • 用語の定義
  • 打者
  • 走者
  • 投手

野球規則にはもっと項目があるのですが、試合を観戦する側で必要な知識はこれくらいです。それぞれについて説明していると多分10万字以上の膨大な記事なると思われますので、かいつまんで3つくらい、これ知っとくと面白いよ、というルールを紹介します。

インフィールドフライ

たまに野球放送の実況者が「インフィールドフライが宣告されました」と言っていることがあります。「インフィールド」とは、本塁から一塁・三塁を結ぶ線よりも内側の内野のことを言います。

審判が「インフィールドフライ」を宣告すると、打者走者(バッターだった人)はアウトになります。どういう条件のときに「インフィールドフライ」が宣告されるかというと、ノーアウト、または、ワンアウトで、ランナーが1塁2塁、または、満塁のとき、バッターが簡単に取れそうな内野フライを打ったときに宣告されます。

「インフィールドフライ」が宣告されると、内野手がボールを取れなかったり、ポロッと落としたりしてもバッターはアウトになります。なんでそんなことになるのか?

塁にランナーが詰まっているとき、バッターが打ったら、各ランナーには次の塁へ進む義務が発生します。「ぼくは2塁ベースが好きやから2塁におりたいねん!」と言ってもダメなんです。

ただし、フライの時には帰塁(元いた塁に戻ること)しなければなりません。ランナーは打球によって進塁すべきなのか、帰塁すべきなのかを判断しなければならないのですが、内野フライの場合はその判断をする時間が短いのと、仮に内野手がボールを落として進塁の義務が発生しても、すぐに進塁できない、という事情があります。

守っている側としては、それを悪用してわざとボールを落とせば、同時にふたり以上のランナーをアウトにすることができるかもしれません。

そういう「ずっこいこと」を防ぐために考えられたルールが「インフィールドフライ」です。たぶん、昔そういうずるいことをする人が多かったので、大リーグで導入されたのだと思います。言うなれば、ランナーに対する救済措置です。

このルール、インフィールド、つまり内野のフライに対して適用されますので、外野フライはもちろん適用されません。また、「簡単に取れそうな内野フライ」に適用されますが、簡単に取れるのか取れないのかの判断は審判が行います。ライナー、バントによるフライには適用されません。

あと、ファールフライには適用されません。ファールフライは落とせばファールですから。1塁線上・3塁線上にあがった、フェアーかファールかどっちかわからない時は「インフィールドフライ イフ フェアー」が宣告されます。ボールの落下地点がフェアーならインフィールドフライ、ファールならファールになります。

2アウトの時はインフィールドフライはありません。あとアウト1個とったら終わりですからね。

もし球場で試合を見ていたら審判の動きをよく見てください。各審判が胸に手を当てています。あれは「私はあなたのことを想っています」という気持ち悪い意味ではなく、インフィールドフライを宣告できる場面ですよ、とお互いに確認しているのです。ぼくら少年野球の審判もやりますよ。

ストライク・スリー!バッターアウト!?

子どもたちが遊びで「ストライク・スリー!バッターアウト!」なんて言ってますけど、実はストライク・スリーで即バッターアウトにはならないんです。

球審が「ストライク・スリー」を宣告すると、バッターは三振になります。でも三振=アウトではないんです。

「スリーストライク目の投球をキャッチャーが正規の捕球をできなかったとき」、ランナーは1塁へ走ることができます。いわゆる「振り逃げ」ってやつです。

この振り逃げ、日本語訳がおかしいのだと思います。スリーストライク目の投球を空振りしていなくても、見送りの三振でも、振り逃げできます。

振り逃げができる条件、というのがあって、

  1. ランナーが1塁にいないとき、またはランナーがどこにいても2アウトのとき
  2. スリーストライク目の投球をキャッチャーが正規の捕球をできなかったとき

両方の条件を満たしたときにバッターは振り逃げすることができます。

「正規の捕球」って何ですのん?
はい、キャッチャーがきちんとミットで捕球した時です。落としたり、後ろにそらしたり、ピッチャーの暴投で取れなかったとき、それと、投球がバウンドした時は「正規の捕球」にはなりません。

あと、バッターボックスの周りに丸いサークルがありますよね?プロ野球だったら土と芝の境目、高校野球や少年野球だったら丸く白線が引かれています。バッターが振り逃げできる条件にあるにもかかわらず、気が付かずにあの丸い線を超えてベンチへ帰ろうとしたら、「進塁の意思なし」ということで、初めてここでアウトになります。

それと、バッターよりも早く1塁へ送球されたときにバッターはアウトになります。

例えばですが、2アウト満塁のとき。この時は2アウトですからスリーストライク目をキャッチャーが取れなかったら振り逃げできます。ここで慌ててキャッチャーが1塁へ投げて暴投してしまうと、得点されてしまいます。この時は慌てずにボールを持ってホームベースを踏めば、三塁ランナーがアウトになってチェンジです。

少年野球でよくあるんです。「振り逃げホームラン」w

デッドボール

ピッチャーの投球がバッターに当たったらデッドボール。日本語で言うと「死球」。痛そうですね。
これもね、必ずしもそうならない時があるのです。

バッターが逃げなかったとき

バッターが平然とボールを避けなかったとき、球審が「避けてへんやん」と判断すればボールになります。プロ野球では避けてない人いてますけどね。ボールが速いから避けれないという理由かもしれませんが。

少年野球でふてぶてしい子がよくいます。後ろへ逃げずにボールに背中を向ける子。ぼくが球審の時は「ボール」を宣告します。バッターの子や監督から抗議があったら「避けてないでしょ?」と言い返してやります。

ストライクだったとき

ストライクの投球に当たったとき。ボールがバッターの体にあたった瞬間にボールデッド(タイムがかかったのと同じ状態)になり、ストライクが宣告されます。

空振りしたとき

これもストライクの時と同じで、空振りしているからストライク、ボールに当たった瞬間にボールデッドになります。

「ボールが体に当たった」と書いていますが、例えばユニフォームをかすっただけでもデッドボールになります。痛くないけど、「死球」です。

「デッドボール」と「ボールデッド」。ややこしいですが、バッターに投球があたって1塁へ行く権利が与えられるのが「デッドボール」、タイムと同じで試合の進行が止まることを「ボールデッド」といいます。「デッドボール」になったら「ボールデッド」ですw

2016/3/15追記 投球が打者に当たった瞬間、「タイム」を宣告して、デッドボールのときは「ヒット・バイ・ピッチ」とコールするのが正しいかもしれません。ぼくも最近はそうしてます。

まだまだあるんですけど

まだまだ書き尽くせないくらい面白い野球のルールってあるんですよ!オブストラクションとか、インターフェアとか、ラインアウトとか、あと、ボークもですね。ボークになる条件なんか13種類もあるんですが、たぶん13本の記事が書けるくらい濃厚です。

野球って面白いでしょ?早く来年の野球シーズンにならないかなぁ?

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