喉元過ぎて熱さを忘れた「保育園待機児童問題」について再考してみる #taikijidou0challenge

子どもたち



両親共働きという時代

ぼくらが子どもの頃、働くお母さんは、ごく少数だった。時はまさに「高度成長期」。お父さんが会社で働き、お母さんは家で家事、育児を担当する、そんな時代だった。

高度成長期からバブル期を経て、日本は低成長時代に移る。いわゆる「バブルの崩壊」だ。

長く働けば給料が上がる時代から、会社の倒産が相次ぎ、会社が存続しても給料が安く抑えられたり、「リストラ」といって、子会社に出向させられたり、退職を迫られたりする時代になった。

今でもその時代は続いている。

政府の経済政策によって、日本全体の経済は上向きと言われているが、実質、庶民にはその恩恵は回ってきていない。

この時代、お父さんだけの給料では生活できない、お母さんも働かなければ、ということで、共働きの家庭が増えた。

また、女性の社会的地位が上がることによって、結婚して子どもをもうけても仕事を続けたい、という女性が増えた。
そのこと自体は望ましいことだし、全く否定するつもりはない。

働きたい、働く必要がある人たちが、当たり前のように働けることが、社会にとって望ましいことだ。

保育園の待機児童の問題

ここで問題になってくるのが、小さい子どもをどこに預けて働くか?という問題だ。

共働きの夫婦にとってのよりどころは、保育園、ということになる。

保育園に申し込んで、すぐに入園できるのであればいいのだが、保育園の定員に空きがない、いわゆる「待機児童の問題」がある。

保育園の定員に空きが出るまで、入園できないのだ。

保育園の定員に空きが出ても、希望の保育園に入園できるとは限らない。自宅や職場から遠い、不便な保育園に入園せざるを得ない事例もある。

ぼくの家庭は、一番下の三男が既に小6、今年の春で中学生になる。息子3人とも保育園に通ったが、保育園時代はとうに終わっている。

長男と次男を保育園に入れたのが、長男が3歳、次男が2歳の時だった。

私の給料だけでは生活できないため、嫁さんも働きに出ることになった。市役所に保育園の入園の申し込みに行ったのだが、空きがない、待ってもらわないといけない、ということだった。

嫁さんが就職する期日は決まっている、その時までに保育園に入れないと働きに行けない。

この時、かなり焦った。

嫁さんの友人で、やはり共働きの人がいて、その人のお子さんが入園している保育園に話を聞きに行った。「定員に空きがありますよ」とのことだったので、市役所でそのことを説明して、申し込みを行い、無事にその保育園に入園することができた。

行政と保育園の連携がうまくとれていなかったのか、たまたま保育園の定員に空きが出たのかわからない。運良く長男と次男を保育園に入園させることができた。

あれから15年ほど。

いまだに保育園に入園することができない「待機児童」の問題は解決していない。いや、以前より増して悪化している印象がある。

なぜ待機児童が出るのか

保育園の定員数に対して、入園の希望数が上回れば、当然、待機児童が発生する。

具体的な資料を明示できればいいのだが、時間的制約によって割愛したい。大変申し訳ない。

厚生労働省などが発表している調査内容を見ると、認可保育園の数は横ばい。
それに対して、入園希望者数がかなり増えてきている。

供給が需要に追いついていない訳だ。

公的な補助が出る認可保育園に対して、補助をもらってない、いわゆる「無認可保育園」というところもある。

そういったところは調査内容に反映されにくいだろうから、どれだけ供給が追いついているのか不明だ。

また、認可保育園が世帯収入によって保育料が決められているのに対し、無認可保育園にはそれがない。
働くために保育園に入れているのか、保育園に入れるために働いているのか分からない、といった事例もある。

行政に期待できないなら、民間企業に任せたらどうだろう?という考えもあろう。

採算が取れないのだ。

行政からの補助金と、比較的安く抑えられた保育料では、民間企業では利益を生めないのだ

気のせいかもしれないが、お寺、神社、教会といった宗教団体が保育園を開設していることが多いように思う。

宗教行為で集めたお金を、保育園に「寄付」という形で投入しているのではないか?という想像もつく。宗教行為で得たお金を「寄付」という形で保育園に投入すれば、税金もかからないのではないか?

実際、息子たちが通った保育園は、天理教の教会に併設された保育園だった。

働く保育士さんの待遇の問題もある。

こちらの記事によると、
http://www.asahi.com/sp/articles/ASH9Y524SH9YUEHF00S.html
保育士の給与が低く抑えられていること、子どもや保護者の対応、長時間の労働により、保育士にならない、なりたくない人が増えている。

大学や短大で保育士の資格を取っても、保育園に就職せず、一般の民間企業就職する人が多いとも聞く。

新卒で保育園に就職しても、待遇の悪さで、長く勤める人が少なくなっている。

保育園の定員は、保育士の人数によっても決められるから、比較的広い保育園にもかかわらず、保育士が確保できていない保育園もあると思われる。

待機児童を解消するには

待機児童が減らない原因は、保育園そのものが増えないハードとしての問題と、保育士の待遇改善というソフトの問題、ということが考えられる。

ハードとソフト、その両面を解決しなければ、待機児童を減らすことはできないだろう。

政府の政策も、どちらかというと、高齢者偏重で、若い世代、子どもたちにかける予算が低いように思う。

これからの日本を担う若い世代の負担を減らすこと、子どもたちを社会全体で育てるという意味でも、保育園の待機児童の問題は、早急に解決しなければならない。

そのためには、社会の構造や仕組みを抜本的に変えていかなければいけないかもしれない。

我々国民が、この機会に、大きな声をあげなければ、社会は変わらないのではないか?

「#taikijidou0challenge」(待機児童ゼロチャレンジ)

この記事は、Twitter友達のゆういちさん(@fp_yuichi_fp)のこちらの記事に賛同して書きました。

「働きたいけど働けない!」そんな待機児童の問題で困っているママパパの声を広めるべく、「#taikijidou0challenge」を開催します!ブログなどの記事媒体を持っている人なら誰でも参加できます!
双子の男の子のお父さんで、精力的にブログやフェイスブック、ツイッターで活動されているゆういちさん。

ゆういちさんのような、これからの世代を助けるために、少しでも役立つように祈りつつ。

WEBのシステムを作ったり保守したりするSE/プログラマというものをしています。

ブログやってますがブロガーではありません。週末WEB随筆家です。
まろと呼んでください。

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