姉さんごめん。ブロックするよ。

姉さん

姉さんと知り合ったのはいつのことだっただろう?

ぼくが最初にFacebookを始めたのが、2012年の8月15日。しばらくの間はアクティブユーザーでなかったから、多分、2012年の終わりか、2013年の初め頃だったかもしれない。

当時のぼくは、いわゆる「友だち」を増やすことに躍起になっていた。「友だち」の「友だち」である姉さんに友だち申請を送ったのは、ぼくの方からだったと記憶している。

姉さんと友だちになってから、色々なことをFacebookでやり取りしたね。日常生活のこと。家族や子どもたちのこと。悩みのこと。

姉さんとはリアルに会ったことはなかったけど、リアルの友だち以上に密接なやり取りをしていたかもしれないね。

ある時、姉さんが「実際に会いたいね」と言ってくれた。「大阪まで行ってもいいよ」と。

正直な気持ち、とてもうれしかった。姉さんに会えるとは思ってもみなかったから。

それと同時に、恐怖心を覚えた。姉さんが怖かったのではない。姉さんにのめり込みそうになっている自分が怖かったんだ。

姉さんの気持ちは、ぼくにはよくわからない。Facebookの姉さんの投稿を見ると、頻繁にFacebookの友だちと会っている。もちろん、女性の友だちと。

男性の友だちと会っているときは、複数人だ。男性と二人で会っているような投稿はなかった。

もちろん、姉さんが相手の男性に気を使って、Facebookに投稿しなかったのかもしれない。その辺はぼくにはわからないことだ。

姉さんに会いたいと思う気持ち。でも、会ってはいけないという気持ち。

姉さんからは、いつ会えるかな?この日はどうかな?というような、お誘いのメッセージ。

その日は用事があるから、とか、野球の試合があるから、と、なんとかはぐらかす。

その度に、姉さんは、じゃあまた今度ね、と言ってくれるんだけど。

そういうやりとりが何回もあったのち、ぼくはFacebookでの人間関係が嫌になって、Facebookのアカウントを削除することにした。

姉さんには事情を説明し、謝った。姉さんは理解してくれて、「じゃあ、LINEのIDを送るね」と、本当にIDをメッセンジャーで送ってきた。

登録するものか、どうするか。

しばし悩んだものの、結局、自分のLINEに登録することにした。しばらくの間、LINEで姉さんとやりとりが続いた。

姉さんからは相変わらず、会いたいね、という内容が。

そうだね、という曖昧な答えをしながら、これはもはやまずいのではないか?と思い始め、断りもなく、姉さんをブロックした…ぼくの中で、姉さんの存在が大きくなりすぎていたのだ。

姉さんからのLINEの通知はなくなった。寂しいといえば寂しいけど、深みにはまる前に抜け出せてよかったんだ。

そう、自分に思い聞かせて、納得した。

その後、Facebookを再開した。高校時代の友人とのつながりを持っていたかったからだ。

嫁が高校の同級生だから、嫁の友だちになっている人は、友だち申請をくれた。

あと、今の勤務先の小娘たち、お姉さまがた。日常生活のしょうもないことをやり取りして、休憩時間に見せ合いをして笑い合っている。

最初のFacebookがPublic だったのに対して、いまはPrivate の空間としてFacebookを楽しんでいる。

そんな最中、突然、姉さんからFacebookのメッセンジャーにメッセージが。ほんと、突然のことだった。

Twitterが匿名である(本名の人もいるだろうけど)のに対して、Facebookは基本的に本名で登録する。

多分、姉さんは、ぼくの本名で検索してぼくを探し出したに違いない。

久しぶりで懐かしい想いもあって、また、友だちになってしまった。

しかし、感じるのは、違和感。

リアルに知っている人しか友だちになっていない中に、リアルでは知らない姉さんの存在。

会社の小娘に対して投稿した内容に、姉さんからつく「いいね」の連続。

姉さんには悪意はないだろうけど、感じる違和感、そして、恐怖心。

ぼくの中では、姉さんのことは終わったことなんだ。FacebookをPublicでやってたときは、違和感がなかったのに、Privateになった今、姉さんの存在は、違和感でしかないんだ。

ぼくを探してくれた姉さんには悪いけど、ブロックするね。その方がお互いのためだと思う。

ごめんね。

「写真愛好家」兼「週末Web随筆家」。

ちっちゃい花を撮ることがめっちゃ大好き。愛機はCanon EOS Kiss X7。50mm単焦点レンズと60mmマクロレンズで小さな花を撮ることに喜びを感じています。
職業はWEBのシステム屋。「まろ」と呼んでいただけるとうれしいです。

いわゆる「画像直リンク」、画像の複製は固くお断りいたします。
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