地域のオヤジとしての子どもたちとの関わり

町のオヤジ
10月の三連休の中日。三男が入っている中学校の野球部は、隣市の中学校との練習試合の予定。

公式戦や練習試合のときは最寄駅に集合して、先輩や後輩も一緒に電車で移動する。

いつも近所の一年坊主たちは、交代で各家のお父さん、お母さんにクルマを出してもらい、駅まで送り迎えしてもらっている。

「パパさん、明日駅まで送ってくれる?」って前日の夜に三男にお願いされたので、朝早く起きて、クルマで順番に三男のチームメイトたちを迎えに行った。

天気は雨。夜中は嵐で、風雨ともに強かった。朝になっても降ったり止んだり。家を出るまでに連絡網の電話がかかってこなかったので、仕方なく出発したのだった。

中学校の野球部の連絡網は電話で回すようになっている、昔ながらの連絡網だ。連絡がない限りは必ず集合場所の駅まで行くことになっている。

試合に行くか行かないかの連絡は、集合時に顧問の先生から伝えられる。合理的ではないけど、そういう決まりなので仕方がない。

いつもは駅まで送って「頑張ってねー」と子どもたちを降ろして帰ってくるのだけれども、今日は天気が天気なので、駅のロータリーの邪魔にならないところにクルマを停めて、子どもたちの様子を眺めていた。

集合時間の少し前に顧問の先生もやって来て、キャプテンの号令で子どもたちは先生の前に集合、整列した。みんな顧問の先生の話聞いてる。

同じ少年軟式野球チームで一緒だった子が何人かいる。小学生のときはごそごそして監督やコーチの話なんかまともに聞いていなかったのにね。

先生の話が終わって解散した。どうやら試合は中止になったようだ。みんな荷物を持ってクルマの方へやってくる。

何人かのお父さん、お母さんは駅前で待機してくれていたんだけど、帰ってしまった人もいて、帰りのクルマがない子がいる。

「オレ、さかのうえコーチの車に乗るわ」って、はいはい、どうぞどうぞ。君が小学生のときから勝手知ったるさかのうえコーチのクルマですよ。小学生のときは、試合の行き帰りにクルマの中で暴れて、さかのうえコーチによく叱られたよね。

さすが中学生。「なぁ、コーチ」って口はタメ口だけど、ちゃんとクルマに乗れるようになったね。でも、いまだに「さかのうえコーチ」って呼んでくれるのは、ちょっとうれしい(´ー`)

順番に家まで送って、車から降り際に「あとで電話するわな!」って遊びの約束。みんな小学生のときから仲よかったけど、中学で同じ野球部に入って、ますます絆が深まったようだね(´ー`)

オヤジは怖い

野球のコーチ
中学生になると反抗期で、自分の肉親や子どもの頃から知っている大人を避けようとする子が多い。そのこと自体は成長の過程であるので仕方のないことだ。

小学生の頃はきちんとして真面目だった子が、突然、中学生くらいから道をそれて、いわゆる「ヤンチャな子」、警察のお世話になってしまう子がまれに現れる。

残念なことに、そういう子をかつて何人か見て来た。

そういう子たちは、中学に入って大人との関わりが少なくなってしまったのかもしれない。特に、オヤジ。友達のお父さんとの関わり。

オヤジは怖い。町のオヤジは自分の子であろうと、他人の子であろうと、関係なしに叱る。そういうオヤジが昔はたくさん町にいたはずだ。

ところが最近はどうだろう?そういうオヤジは少なくなってしまった。

ぼくが彼らと関わりがあるのは、ぼくが少年軟式野球チームのコーチをしていたから。彼らと同じ時間を共有していたからに他ならない。

同じチームにいた子たちは、小学校1年生のときからの付き合いだから、もう7年目になる。彼らの成長を我が子のようにつぶさに見て来た。

今でもこうしてクルマで送り迎えしたり、たまに試合を見に行って、頻度は減ったけど、彼らと関わりがいまだにある。

彼らにしてみれば、「さかのうえコーチ」にいまだに「見られている」という感触だろうね。道を外れたら叱られる、そんなことを思っているかどうかは知らないけれど、こちらは君らのことをよく見てるんだよ。

この先、道を外れることがあってみな。さかのうえコーチは君たちの家まで押しかけて叱ってやるで。それだけ君たちに対する思い入れは深いし、期待も大きい。

少年軟式野球チームのコーチを12年勤めて辞めたけど、12年の経験は無駄にはなっていない。今はもう君たちのコーチではないけど、君たちが「イヤや」と言っても関わりは切らないからね。

試合を見に行って、まだまだ叱ってやるから、覚悟しておきや。

WEBのシステムを作ったり保守したりするSE/プログラマというものをしています。

ブログやってますがブロガーではありません。週末WEB随筆家です。
まろと呼んでください。

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